🚐はじめての独り搬送
roku
霊きゅう車と億りびと
場所:ご自宅 → 安置所
搬送の経過
ご自宅は近所の団地。階段のない造りであったが、お住まいは1階だったのでその点は助かった。故人はご自宅で最期を迎えられた様子で、おそらく自由に食事されていたのだろう。身長の割に重かった。
でも、私は故人が自由で幸せな最期を迎えられて良かったと思った。
室内は狭く、布タンカーを使用した搬送になる。ご遺族にもお手伝い頂いたが、女性に重い部分をお願いするわけにはいかず、比較的軽い場所を持っていただいた。
団地の通路はかなり狭く、出入口などは結局二人で持つ形になった。それでもなんとか無事に霊柩車までお運びすることができた。
反省
布タンカーは中央が垂れ下がるため、ストレッチャーへ移す際にはかなり高く持ち上げる必要があった。なるべく故人を静かにお運びする事が大事だ。それは同時に自分の体力面や作業効率面の改善にもつながると感じた。
対策
布タンカーを使う場合は、あらかじめストレッチャーをできる限り低くしておく。その状態で故人をお乗せし、安定させたあとに高さを戻すようにするのが良い。この手順が静かで安全な搬送に繋がる。(図参照)
