仕事の本質について
roku
霊きゅう車と億りびと
日時:2025年8月
場所:某安置所 → 某斎場(2件)
この日の仕事は「通夜搬送」といい、
今回は霊安室から式のために斎場へご遺体をお連れするのが役割だ。
私と先輩はまず安置所へ向かい、**家のご遺体をお預かりした。
この仕事で最も大切なのは「ご遺体を取り違えないこと」。
故人のお名前を声に出して確認し、札と照合したうえで搬送を行った。
霊柩車にお乗せし、安置所から斎場へ移動。到着後は祭壇前までお運びして斎場の方に引き渡した。
一件あたりの作業は1時間ほどで完了するが、短いからこそ油断は禁物。
ひとつの確認不足や思い込みが大きなトラブルにつながりかねない。
この日は続けて二件目。某霊安室から、次のご遺体を某斎場へ同様の搬送をした。手順は同じでも、その場によって空気感は違う。常に「初めての一件」のつもりで向き合う必要があると感じた。
反省と課題
ご遺体の取り違いは絶対にあってはならない。確認は声に出すくらいでちょうどいい。
搬送元の霊安室では館長がご遺体を管理している。コミュニケーションが苦手な私は、どうすればもっと円滑に会話できるだろうか?
形式的な挨拶だけでなく、「今日はよろしくお願いします」と一言添えるだけでも違うかもしれない。その前に早く顔を覚えてもらわないと。