鼻口の綿詰め
roku
霊きゅう車と億りびと
日時:2025年9月
場所:某老人ホーム
本日3件目の指示は、某老人ホームでキリスト系の女性だ。
今回は搬送ではなく、ドライアイスをあてるだけの指示だった。
時間に余裕をもって到着し、受付を済ませてお部屋へ。
故人に手を合わせてお顔を拝見すると、
お化粧もされていて、とてもかわいらしい表情をしていた。
先輩が手際よくドライ処置を終えると、ホームの方が「お別れの場を用意している」とのことで、ここで良い最期を迎えられたのだなぁと思うと、目頭が熱くなった。
故人はキリスト系とのことだったが、お部屋には「箸を立てたごはんとお水」が供えられていた。
おそらく施設の方の心遣いだろう。
先輩は矛盾を点として口にしたが、
私は「故人を思ってのことなら、それでいい」と胸の内で思い、黙ってやり過ごした。
反省
今までもドライをあてる作業を見てきているが、覚える事が多過ぎてそこは意識していなかった。今後はドライあても出来るように、覚えていきたい。