火災
roku
霊きゅう車と億りびと
場所:某病院 → ご自宅
日時:2025年9月
今回は病院からご自宅の搬送をお手伝いさせて頂いた際、ご自宅に神棚があったので「神棚封じ」を行いました。
実はこの仕事に就くまで「神棚封じ」という言葉を知りませんでした。調べてみると、ご遺体は神様にとって「けがれ」とされるため、神力を失わない様に一時的に神棚を封じる習わしなのだそうです。
私が行ったのは、ご遺族に確認のうえ、神棚中央部の天井付近に半紙(1枚)を縦向きにセロテープで貼りつけ、そっと目隠しさせて頂くという簡単な方法です。
地域やご家庭によっては神への報告・お供えを下げる・神棚の扉を閉めるなどの対応をされる場合もあるようです。また、「神棚封じ」の期間は一般的に四十九日までとされています。
ご遺族に対して私からの積極説明はしていませんが、もし尋ねられたら、自分が知っている範囲で丁寧にお伝えしたいと思っています。
「神棚封じ」は初めての経験でしたが、大切なご家族を見送る場で、少しでもお役に立てる事があれば嬉しく思います。